Ambassadors In Action

Ibun Hirahara @ OYW Manchester 2022

平原依文

世界を変えるために行動し続ける旅するアンバサダー

OYW サミットに参加した年と国:
2018年 オランダ・ハーグ
2019年 イギリス・ロンドン
2022年 イギリス・マンチェスター

言語:
英語、日本語、中国語

リンク:
https://www.hi-parters.com
https://www.linkedin.com/in/ibun-hirahara
https://twitter.com/ibunhirahara

OYWアンバサダーであり、社会起業家として活躍中の平原依文さん。One Young Worldへの参加は、依文さんにとってどのようなものだったか?また現在のご活躍について、OYW理事の長森ルイがお話を伺いました。

ルイ

まずは、OYWとの出会いについてお聞かせください。最初はどのようなきっかけで参加されましたか?

Ibun Hirahara
依文

One Young World との出会いは、日本におけるジェンダー平等に対する違和感から始まりました。前職である組織開発のスタートアップに勤めていた際に、日本の女性幹部に対してワークショップを開催する機会がありました。その際、「今まで言われて一番嬉しかった褒め言葉はなんですか?」とお聞きすると、なんと参加されていた方の8割が「男性より働くね」「男性ホルモン出てるね!」などと答えられたのです。女性幹部の皆さんからでさえ、男性が前提の、男性と比較した際の回答をさされる…ということに私はショックを受けました。

そこからジェンダーに対して関心を持つようになり、Googleで「Gender Equality Summit」と検索して目にとまったのがOne Young Worldの記事だったのです。

偶然か必然か、ちょうどその同じ日に、大学時代の友人であり同じく現OYWアンバサダーである浅見直輝さんがご自身のSNSで「One Young Worldの日本代表派遣募集」と投稿されていたこをもあり、すぐに申し込みました。

ルイ

さに思いついたときに行動に移されたわけですね!チャンスを逃さない姿勢が素晴らしいと思います。初めてのOYWサミットではどんなことを感じられましたか?

Ibun Hirahara
依文

初めて参加したのは2018年のオランダ・ハーグ大会。

平和の象徴であるハーグの町にて、私は小さな地球が一つになったことを体現しました。世界190カ国以上の国と地域から集まる2000人以上の同世代の仲間たちが、みんな国、宗教、価値観違えど、「世界をもっとよくするには「いま」なにができるだろう?」と真剣に対話して、背伸びせずにそれぞれができる「次の一歩」について宣言していることが印象的でした。

ルイ

依文さんの感性とOne Young Worldのヴィジョンが共鳴した出会いだったのですね。

Ibun Hirahara
依文

そうですね。当時の私は「世界中の境界線を溶かしたい」という夢はあったものの、起業するまで勇気がなかったのですが、One Young Worldに参加してからすぐに起業へと行動しました。

Ibun Hirahara @ OYW 2018 The Hague
Ibun Hirahara @ OYW 2018 The Hague
ルイ

One Young Worldに参加される前から「世界」という目線はお持ちでしたか?

Ibun Hirahara
依文

8歳の時から単身で中国・カナダ・メキシコ・スペインに留学に行ったり、今でも時間や機会があれば出張や旅行に出かけるほどとにかく落ち着きなく動き回っています(笑)

実はその時は、当時同じクラスにいた中国人の女の子との出会いがきっかけでした。そこから最初は中国に留学し、たった一人で全寮制の学校に行きました。その後12歳からはカナダに移り、16歳の時にはメキシコにも留学しています。

ルイ

そこから現在「World Road」で取り組まれている「教育」という観点が生まれてきたのですね。旅や教育は、依文さんご自身のパーソナリティにたいしてどのような影響を与えたと思いますか?

Ibun Hirahara
依文

教育や旅行のお陰で、私自身の夢である「世界中の境界線を溶かす」を見出すことができました。

こんな教育を学んだ!どこどこにいった!というWHATやWHEREよりも、色んな教育や旅行を通じて出会った人々の価値観(WHY)を知ることができて、自分自身もその人たちのお陰で一つの物事に対して多角的な視点で見れるフラットな価値観を持てるようになったのが一番大きな影響です。

「枠」ではなく「軸」で人を見れば、どんな境界線も溶けて、世界は一つになる。そんなことを学びました。

ルイ

なるほど、「枠」ではなく「軸」で人を見る…素晴らしい視点ですね!現在は世界の動向もますます変化が激しくなっていますが、依文さんはこれまでのご自身の道のり、軸をどのように捉えられていますか?

Ibun Hirahara
依文

私にとって、今まで歩んできた道のりは全てチャンスであり、自分自身のキャリアに繋がっています。変化はもちろん激しいですが、留学や旅行を通じて「生存力」と「対応力」は野生児くらいあると思っています(笑)

ルイ

依文さんのスマートな外見からは「野生児」がまったくイメージできませんが(笑)生きぬく力は確かに本当に大切ですね。具体的にはどのようなキャリアを積んでこられましたか?

Ibun Hirahara
依文

学生時代も含めるとサッカークラブでのマーケター、IT企業でのエンタメ事業立ち上げ、教育企業でのGIFTED SCHOOL開校準備、製薬会社での営業・デジタルマーケ経験、グローバル企業から名も無い組織開発スタートアップへ転職してPRとSMOを兼任し、そこから二度の起業など。。。実に様々です。

一見色んなことに手を出してそうで、専門性がないように見えるかもしれませんが、どれも実は、自分の「軸」である「世界中の境界線を溶かす」をブラすことなく、これまで歩んできました。自分が一生かけてでも実現したい夢の「やり方」に拘ってしまうと制限がかかるので、私はあえて「やり方」にはこだわらずに色んな企業とパートナーを組んで、色んな仕掛けをして、世界中の境界線を溶かしていきたい。そんな風に乗り越えてます。

Ibun Hirahara @ OYW 2018 The Hague
ルイ

そんな中、実に精力的に新しい会社も起業されていますね!またプライベートとの両立についてもぜひお聞かせください。

Ibun Hirahara
依文

2022年11月に二度目の起業であるHI合同会社を設立しました。

5年前に結婚していますが、我が家では私は一切家事ができない(したくない)ので、仕事に集中しています。

夫は逆に外に出るのが好きではなく、家にいて家事をするのが好きなので、彼が家の全てを担っています。妻だから〇〇をする、夫だから〇〇をするではなく、自分たちが得意でストレスを感じずに続けられることをしようとお互いの共通認識として持っているので、プライベートも仕事もお互いに両立できています。

ルイ

直近の手掛けられているプロジェクトはどんなものがありますか?

Ibun Hirahara
依文

学生インターンが「生き方の境界線を溶かす」ためにゼロからメディア事業を立ち上げました。具体的には、学生と企業が一緒になって社会活動を解決するプロジェクトを主軸にしており、もっと次世代に権限移譲できる仕組みを作っていきたいと考えています。ぜひWEBサイトも見てみてください。

ルイ

今後のご活躍がますます楽しみな依文さんですが、では最後に、および他のプロフェッショナルな女性のための将来実現したい目標について教えてください。

Ibun Hirahara
依文

「女性だからできない」で自分に制限をかけるのではなく、「自分だからできること」に全力を注げる人間で常にありたいです。

このたびOne Young Worldアンバサダーのアドバイザーに就任させていただきましたが、ここからも、日本と世界を繋いでいくプロジェクトを沢山おこしていきたいです!

そして私のあとを行く次世代の皆さんにお伝えしたいことは、

「自分に素直に」

「軸を大切に」

「声を大に」

です。

ぜひ、ご一緒に境界線を溶かしていきましょう!

AMBASSADORS IN ACTION – Ibun Hirahara
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