エコノミーセッションの冒頭では、ゲストにコンビニエンスストアチェーンのファミリーマート代表取締役の澤田貴司氏をお迎えし、COVID-19のパンデミック時にファミリーマートが従業員や地域社会との “内包的な行動 “を主導した経験を述べました。全国17,000店舗の多くは、常連客が店舗で利用しなくなったイートインスペースを、地域の農家が商品を販売するミニマーケットに転換する機会と捉え、「ニューノーマル」に転換したと述べました。
Representative Director and President
FamilyMart Co.,Ltd.
Co-founder
World Road
CEO
NTT Docomo Ventures
General Partner
Fresco Capital
CEO & Creative Director
The Human Miracle
続いて行われたパネルディスカッションでは、OYWJアンバサダーであり、ワールドロードの共同創設者でもある平原依文氏が進行役を務めました。続いて、OYWJアンバサダーの稲川尚之氏(NTTドコモ・ベンチャーズCEO)、鈴木絵里子氏(フレスコ・キャピタルジェネラルパートナー)、小橋賢児氏(ヒューマン・ミラクルCEO)をパネリストに迎え、パネルディスカッションが行われました。
鈴木氏は平原氏からの「表層的なCSR活動から、真のCSVや持続可能な政策への変化が見られますか」という質問に対して、ESG投資に注力しているベンチャーキャピタリストは、実際にカーボンニュートラルの追求を中心に、この分野でポジティブな変化が見られていると述べました。また、Z世代やミレニアル世代がSDGやCOVID時代のネイティブとして変化に素早く適応していくことに非常に期待しており、サステイナブルなビジネスモデルを中心に、消費者に直接ビジネスソリューションを提供するBtoCビジネスモデルにもっと注目してほしいと述べました。
平原氏は「持続可能なビジネス」という本題に向けて、2つの統合ではなく、利益と持続可能性の分離をめぐる彼女の考えや懸念事項を指摘しました。
その上で、稲川氏がNTTドコモ・ベンチャーズは利益だけではなく、社会的インパクトを考慮した「戦略的リターン」を重視していることを明らかにしました。また、近藤麻理恵氏を「ビジネスコンセプトが先になっている」例として挙げました。彼女は市場に独自のニッチを作り、お金は後からついてくる、という考えでビジネスを展開したと述べました。
セッションの最後には、小橋氏が日本の「こころ」を使って、より深く、より意味のある形で消費者とつながるような元来のコンセプトに立ち返ることが、より持続可能なビジネスにつながると述べました。
Key Takeaways: