2023年9月1日 – Tokyo, Japan
8月25日、One Young World Japanはシティラボ東京と親会社である東京建物と共に、年に一回開催されるSend Offイベント(壮行会)を開催しました。Send Offには、グローバルサミットに参加する代表が日本中から集まり、サミット前に親交を温めると同時に、お互いの事業や活動に関して意見交換を行いました。昨年に引き続き、グローバルサミットに参加する世界中の代表団の中で、日本からの参加人数が最も多く、日本の存在感はさらに増しています。国内外の既存の課題に対し、新たなネットワークや解決策を模索している公的機関、民間企業、大学の次世代リーダー達が、サミットへの意気込みを共有しました。
Send Offのレセプションは、新しいイニシアチブを発表し、活動内容を共有し、若い人リーダー達に関わってもらう絶好の場所と機会となっています。まず初めにOne Young World Japanの大久保公人会長が今年の代表団全員に向けて激励の挨拶をしました。2023年度のグローバルサミットがベルファストで開催されることの重要性を共有すると共に、ベルファストの歴史やトリビアも披露しました。世界的な紛争と政治的分裂の時代の中、ベルファストは紛争解決と平和のモデルとなっています。
次に、駐日英国大使・ジュリア・ロングボトム氏がステージに上がり、更にベルファストを詳しく説明し、代表団を歓迎しました。2022年度のOne Young Worldマンチェスターサミットの壮行会への出席は叶いませんでしたが、ベルファストでのグローバルサミットの開催と、日本から多くの代表が参加することを喜ばれ、今年の壮行会では貴重なスピーチを行って頂きました。日本と英国に対する大使の思いを共有されるだけでなく、完璧な日本語で乾杯の挨拶をされたため、参加者から大歓声があがったほどです。ロングボトム駐日英国大使、ありがとうございました!
ベルファストの紹介ビデオに続き、アステラス製薬のChad Stewart氏が登壇し、2023年度のアステラス製薬・派遣代表団の紹介とASTARプログラムの紹介をしました。アステラス製薬のASTARプログラムは、One Young World Japanとの共同開発プログラムであり、企業内で実世界のプロジェクトを次世代リーダーに与えることを目的に開発され、リーダーシップのスキル、ビジネスセンス、巧みなストーリーテリングの技を習得することを目的としています。参加者には、国連が掲げるSDGsに直接関連する特定の目標を達成する為に、会社に新しいプロジェクトを企画する課題が与えられ。、一年を通して、経営幹部などからサポートを受けながらプロジェクトを遂行します。会社内、そしていずれは外部でプロジェクトを進めるために必要なサポートやノウハウの獲得にも繋がります。
アステラス製薬の派遣代表団を応援するために、岡村直樹社長とサステナビリティ部門長・飯野信吾氏も出席されました。GLA(グローバル・リーダー・アクセレレーター)プログラムを4年以上続けて下さっているアステラス製薬に感謝の意を表明するとともに、更なる成長と協働に向けて、よりよいパートナーシップを築いていけることを願っております。
Stewart氏の後には、OYWJスタッフ2名がステージに立ち、代表団に今年のサミットに関する追加情報を伝えました。One Young World Japan設立以来初めて、ソーシャルメディアチームをサミットに派遣し、現地で追加サポートを提供します。日本からの代表団の参加人数が増えるにつれ、日本の存在をグローバルサミットで見せることが何よりも重要になってきました。今年はOYWJ コーディネーティング・アンバサダーである酒井幾代氏とOYWJソーシャルメディア・チーフである下野佐紀子氏を派遣することが決まり。コアチームに加え、この2名の女性が現地で日本代表団のサポートに回ります。サポートありがとうございます!
毎年、パートナー企業様のおかげで、奨学金受給者を発表できるのは光栄なことです。今年は、2名の次世代リーダーに奨学金を提供しました。。我々の指針であるSDGsの目標5・ジェンダー平等に基づき、男性1名、女性1名を実力、必要性、変化への情熱に基づいて選出しました。決定までのプロセスにはOYWJチーム全員に関わってもらい、ポイント制と主観的なコメントを利用しました。今年の選考には非常に多くの素晴らしい次世代リーダーたちの応募がありましたが、、選考の結果、鈴木芹奈氏と中井洸我氏の2名が選出されました。
鈴木氏のリーダーシップに対する情熱と2019年からOYWJへの参加を熱望していたことが、選考のポイントでした。鈴木氏が作成した動画は、プロフェッショナルで、ストーリーテリングと目標設定が他の応募者と比べて秀でていました。
中井氏は徳島出身の医学部生で、産後のうつについて研究しています。今はまだ学生ですが、、若くして母親になった女性を助けたいという熱意がOYWJのチームの心を動かし、感動を与えました。奨学金制度がこの素晴らしい次世代リーダー達の更なる推進力となるよう、切に望んでいます。
次にステージに上がったのは、Digital Garage様の2023年度の代表、Daum Kim氏です。Digital Garage様がOne Young Worldのグローバルサミットに代表団を派遣するのは今回が初めてだったため、彼女にスピーチをお願いしました。。世界中を飛び回っているDaum氏は、何かに「属する」難しさをよく感じるそうです。しかし、最近になって気付いたことは、「どこか」に属する必要性ないんだということ。逆に「どこにでも」属することができるんだという結論に至ったそうです。彼女の力強いその言葉は会場にいる多くの参加者の心を打ちました。ネットワーキングの時間になると、多くの参加者が彼女に声を掛け、意見を交換しました。Digital Garage様のご参加と、Daum氏の素晴らしいスピーチに感謝の意を述べたいと思います。
最後にステージに上がったのは、3人のOne Young World Japanのスーパースター達です!スピーチを終え、ネットワーキングセッションへ気持ちを向ける為に、堂本 剛史氏、平原 依文氏、Robin Lewis氏がステージに上がり、グローバルサミットの体験談と今年の代表団に向けてアドバイスを披露しました。
堂本氏は何年もの間、One Young World Asiaのコーディネーティング・アンバサダーを務めてきましたが、今年度をもって去ることを決め、今後はESGファイナンスや投資の分野で活躍されます。堂本氏は、サミットへの関わり方について個人の見解を述べ、平原氏とRobin氏は、グローバルサミットやOne Young Worldのコミュニティがどのように自分たちの生活や人生に影響したかを話しました。素晴らしい3名のアンバサダーについて更に知りたい場合は、名前をクリックしてプロフィールを是非ご覧ください!
One Young WorldのSend Offイベント(壮行会)は、代表団、アンバサダー、企業のボードメンバーその他One Young World Japanの支援者の皆様にご参加頂き、盛会となりました。One Young World Japanをご支援くださっている多くのパートナー及び支援者の方々に再度、感謝を申し上げます。2024年も更なる飛躍を遂げるために。グローバルサミットを是非楽しんできてください!!!!