Ambassadors In Action

Robin Lewis

ロビン・ルイス氏

海の悲惨な状況が、One Young Worldのアンバサダーを行動に駆り立て、彼の人生を、そして私たちの人生を永遠に変えていきます。

OYW サミットに参加した年と国:
2015年、バンコク、タイ

言語:
英語、日本語

リンク:
https://www.mymizu.co
https://www.linkedin.com

mymizu2015年にタイ・バンコクで開催されたOYWサミットに参加したアンバサダー、ロビン・ルイス氏は、SDGsとソーシャル・イノベーション分野で起業し、mymizuを立ち上げました。

OYWサミット

イギリスの大学を卒業したルイス氏は、日本でNGOの仕事をした後、世界銀行のコンサルタントとして活躍していました。2015年にOYWサミットに参加した時には、ルイス氏はすでに人道的な問題に取り組んでいたのです。しかし、OYWサミットでの4日間の経験が心に火をつけたと彼は言います。その「火」の多くは、One Young Worldの最も熱心なカウンセラーの一人であるムハマド・ユヌス教授からのものでした。株主の富のために利益を追求するのではなく、ビジネスを社会のために再利用することができるという考えは、ルイス氏にとって新しい世界観を生み出しました。彼はすでにNGOやNPOの利点やパワーを知っていましたが、組織的な変化を生み出せる、ビジネスの新たな可能性を感じ始めてもいました。

Professor Muhammad Yunus

「OYWサミットは驚異的な経験でした。サミットで最もインパクトのあった瞬間は、ユヌス教授の話を聞いた時です。社会起業家精神についての話を教授から聞いて、社会問題を解決するためのソーシャルビジネスの可能性に気づかされました。」

Robin Lewis
ロビン・ルイス
共同創設者、mymizu

新たな使命感

日本に戻ったルイス氏は、新たな目的を持って仕事に取り組み、ソーシャル・イノベーション・ジャパンという変革のためのプラットフォームを共同で立ち上げました。彼は、取り組みについて話せる機会があれば、いつでも駆けつけ、SDGsとソーシャル・イノベーションについて語りました。どこで話していても、ルイス氏が本気なのは明らかでした。会社のいわゆるCSRの取り組みを、綺麗事を並べて取り繕うような内容ではないのです。彼は使命を背負い、責任ある社会の実現に向けて同じ情熱を共有する、志を持った人々の支持を得ていました。

mymizuの誕生

Beach Trash

友人とゆっくり休暇を過ごす予定でした。パラダイスに行けると喜んでいたのです。彼が目にしたのは、西日本の美しい島々、透き通った海、豊かな海の生物、そして…いたるところにある大量のゴミ…。こんなに美しい場所で、どうしてこんなことが起こるのでしょうか?インスタグラムで見る写真とは全く違っていました。ルイス氏は心を痛めただけでなく、激怒していました。ゴミを分別し、ビーチを掃除した後、彼はゴミの大部分がプラスチックのボトルであることに気がつきました。正確には、「ペットボトル」です。リサイクルされていると思って、何十億人もの人が毎日使っているペットボトル。どうにかしなければならない、と彼は思いました。

ルイス氏と同創業者のまりこさんは、行動を起こすことにしました。しかし、2人に何ができるのでしょうか?毎日ビーチの清掃をしても、根本的な問題は解決しません。世界が大怪我をしているのに、バンドエイドで立ち向かうようなものです。2人は助けを求め、信頼できる友人や同僚に声を掛けました。問題に直接立ち向かう唯一の方法は、問題の根源であるプラスチックそのものに焦点を当てることでした。人々がプラスチックの使用を止めれば、そもそもリサイクルは必要ないのです。そうして誕生したのがmymizuです。もし、水筒の詰め替え場所を無料で教えてくれるアプリがあったらどうでしょうか?ペットボトルの水を買う必要がなくなるのではないでしょうか?そもそもなぜペットボトルの水を買っていたのでしょうか?日本には、世界でも有数のきれいな水道水があるのに。

Robin Lewis

加速度的な成長

mymizuこの記事を書いている時点で、mymizuはまだ運営開始から1年も経っていません。世界40カ国以上でアプリが利用され、アプリには20万以上の店舗が登録されています。レストランやカフェ、企業、自治体など、様々な業種の方が利用されています。しかし、まだまだ道半ばです。世界中で1分間に100万本以上のペットボトルが使用されていますが、そのうちの約90%はリサイクルプロセスを経ることなく、最終的には焼却処分されたり、埋め立て地に送られたり、あるいは皆さんが近々訪れる予定のビーチに捨てられたりしています。One Young World Japanは、ルイス氏の挑戦の一助になれたことを光栄に思っています。この記事をご覧の皆さんもぜひ、無料のスマートフォンアプリをダウンロードし、環境に優しい製品を購入し、持続可能なライフスタイルをサポートしてください。

ロビンさん、素晴らしい一歩踏み出しましたね!これから数ヶ月、数年間の間に、どんな素晴らしいものを生み出すのか、とても楽しみにしています!

AMBASSADORS IN ACTION – Robin Lewis
トップへ戻る